谷川俊太郎さん

 11月23日(月)のセミナー「ただいのちであること」の講師紹介です。

谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)

 1931年東京生まれ。52年、「文学界」に詩を発表して注目を集め、処女詩集「二十億光年の孤独」を刊行、みずみずしい感性が高い評価を得る。以降文筆業を生業として今日に至る。主な詩集には、読売文学賞を受賞した「日々の地図」をはじめ「ことばあそびうた」「定義」「みみをすます」「よしなしうた」「世間知ラズ」「モーツァルトを聴く人」などがある。また、絵本「けんはへっちゃら」「こっぷ」「わたし」や、日本翻訳文化賞を受賞した訳詩集「マザーグースのうた」やスヌーピーでおなじみの「ピーナッツ」などの翻訳、脚本、写真、ビデオなどさまざまな分野で活躍している。現代を代表する詩人のひとり。

  
 谷川さんとよりあいの出会いはかれこれ10年以上も前に遡ります。よりあいの代表である下村恵美子が参加したセミナーに演者としていらしゃた谷川さんに一目ぼれしたことから始まります。
 「あんな、色気のある爺さん、始めてみた。お尻がきゅ〜っとしまっとる。」それが、下村の第一印象でした。
 詩の朗読をよりあいのお年寄りに聞かせたい。そんな無理なお願いを、快く受けてくださいました。そして、本当に詩の朗読をしてくださったのです。谷川さんの朗読にほとんどのお年寄りは無関心でした。
 「詩は無力だ。」そう谷川さんはつぶやきました。
けれど、「かっぱ、かっぱらった〜」とリズムのある詩を歌うように朗読されるとお年寄りたちもニコニコし出しそのリズムに合わせて踊り出す人がいたことが思い出されます。
 
 セミナーでは谷川さん、下村、村荑が「谷川さんに、聞きたい、知りたい、感じたい」と題してトークセッションを行います。「老い」と「死」、そして、そこから逃れることのできない「個人と社会」の課題と展望が垣間見れたら幸いです。こう言うと難しく感じますが、本来、人と人が関わりあうことは楽しく、わずらわしいもの。そこに介護の面白さがあります。その面白さが共有できたら・・・と思う次第です。

 もちろん、谷川さんの詩の朗読も最高です。是非、お誘いあわせておいで下さい。

 チケットの販売すでに始まっています。おかげさまで好調です。   
お申し込み 第2宅老所よりあい 電話092−511−0471
   メールでも可能です。 yoriaiyoriai2@gmail.com
   メールで申し込まれる方は、住所・氏名・電話番号・職業
   をお書き下さい。よろしくお願いします。