『宅老所よりあい20周年記念行事』延期のお詫び

 宅老所よりあいは、来る4月16日に20周年の記念行事を予定し、その準備を進めてきました。しかし、3月11日に東北地方を襲った大地震津波の惨状を目のあたりにして、職員全員で話し合いました。
 増え続ける死者・行方不明者、生き残ってもなお先の見えない生活を強いられる被災者の方々のことを考えると、胸が締め付けられます。悪化の一途をたどる福島の原発事故は、さらに、この災害を悲惨なものへと導く恐れがあり、不安と憤りが込み上げてきます。
 職員の親族にもこの震災の被災者がいることが判りました。被災地にある特養、グループホーム、宅老所などの高齢者施設の被害も甚大です。多数の行方不明者が未だ見つからず、命が危うい状況にある中で、私達はこのまま20周年行事の準備を進めてよいものかと悩みました。早々にも現地の施設への介護職員の派遣等も必要になってくると思います。
 日常の現場の仕事を滞りなく推し進めながら、私達ができる具体的な支援にエネルギーを注ぐべきだと考えました。

 この記念行事の為に、ご尽力をいただいているみなさまに、ご迷惑をおかけすることになりますが、熟議した結果、「20周年の記念行事を延期する」という結論に至りました。
 誠に申し訳ございませせんが、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。
 ご迷惑をお掛けすることになりました事を、心からお詫び申し上げます。



                               平成23年3月17日
                                    下村恵美子
                                    村荑孝生
                                    職員一同